11月11日、ピンク映画の殿堂・上野オークラ劇場で毎月恒例の舞台挨拶が行われ多くのファンが詰めかけた。
今回、舞台挨拶が行われた作品は11月16日まで上映中の『絶倫謝肉祭 奥まで突いて!』。主演のさくらみゆきちゃんをはじめ、蓮実クレアちゃん、しじみちゃん、佐々木浩久監督が登壇し撮影秘話などを語ってくれた。
舞台挨拶の前には上野オークラ劇場名物の通称・前座コーナーが行われ、3代目マスコットガールの月本愛ちゃんとイケメン支配人が登場。客席からは「待ってました!」の声援も飛びステージを盛り上げてくれた。
前座コーナーでは月本愛ちゃんがチラシを片手に12月9日と来年1月6日の舞台挨拶の告知をしてくれた。
今回の作品『絶倫謝肉祭 奥まで突いて!』が初のピンク映画進出となった佐々木監督だけに舞台挨拶の期待も高まり、館内は最高潮に。
そこにさくらみゆきちゃん、蓮実クレアちゃん、しじみちゃん、佐々木浩久監督が登壇。大きな拍手で迎えられた。
一般作品やテレビドラマなどで活躍している佐々木監督は今回、出演しているしじみちゃんが上野オークラ劇場に紹介。「上野オークラ劇場から新しくピンク映画を撮る監督を探していると聞いて紹介しました。実現して嬉しいです」としじみちゃん。
一方、佐々木監督は「元々、ピンク映画を撮りたかった。セックスがいっぱい出てくる映画が撮りたかった」とコメント。役者・女優として活躍するしじみちゃんの豊富な人脈が活かされ作品に繋がった。
また、主演のさくらみゆきちゃんもピンク映画は初挑戦。「前の日は役作りで寝不足だった。セリフ覚えが悪いので頑張って覚えました。(相手)役の(小坂)ほたるさんを好きになろうと努力して頑張りました」と撮影初日の出来事を語ってくれた。
蓮実クレアちゃんは「最初、マネージャーさんから話をいただいて『台本を読んで、決めていいから』と言われた。(役の)悦子の部分を読んだら、かなり狂っている女、明確に悪魔とか人間とかの表現がなかったから手探りだった。台本を読んで一回『自信がないです』って実は断った。でも、オークラさんが『この役はぜひ蓮実さんに!』と言われたのでやりました。頑張ってやったら評判が良かったので嬉しかった」とコメント。
作中、『エクソシスト2』の曲に似た音楽に乗り、何かに取り憑かれたように一心不乱にダンスをするシーンは圧巻! このシーンを演じられるのは美しくクールな蓮実クレアちゃんだけ!
その問題のシーンを振り返り「台本を見てマネージャーに『踊れません』と言った。現場ではヘドバン(ヘッドバンギング)のイメージでやった」と語る蓮実クレアちゃん。ピンク映画史上に残る名シーンとなりそうだ。
最近は役者として大活躍中のしじみちゃんは白目を剥き失神するシーンがあり「『さすがキミは分かっている』と監督に言われ嬉しかったです」とコメント。自ら演出をする役者魂を見せつけてくれた。
佐々木監督はこの作品のこだわりを「本当にエロを見るのが目的のお客さんに満足してもらおうと、なるべく裸を多くした」と語り客席から熱い声援を浴びた。
最後には「このメンバーでぜひまたやりたい!」と力強く宣言し舞台挨拶を締めてくれた。
今回の作品は愛らしいさくらみゆきちゃんのイジメられぶり、蓮実クレアちゃんの憑依系演技、しじみちゃんのコミカルかつエロティックな役など女優陣が大活躍! R15版ではNGとなる連結シーン、蓮実クレアちゃんの超絶ダンス、しじみちゃんのひざ下ストッキングなど名シーンも多数。必見の名作となった。
■佐々木監督初のピンク映画『絶倫謝肉祭 奥まで突いて!』は11月16日(木)まで上野オークラ劇場で絶賛上映中!
(撮影・取材 KKフォトグラフ)