3 清純派、それぞれの着地
トレンドのことを言うと悪魔が嗤うと言う諺がありますが(そんなものはない)、先月の特集でも申し上げましたとおり、時代は痴女、清純派にはとても厳しい時代だというのがあります。
とは言うもののただでさえAVの撮影って過酷な環境ですよね。大勢がその女の子のセックスを撮影するためにカメラを向ける。余程の子でも萎縮してしまいます。
清純派というのは痴女と一対で僕は考えています。先月の特集でも少し触れましたけれど、痴女というのは「男性を責めることに興奮を感じる女性」であると僕は定義しました。では清純派は?男性を責める以前にそもそもセックス自分の性欲とどう付き合ったらいいのか分からない、ましてやそれをカメラの前で見せていいものなのかどうか、本当に自分はちゃんとセックスができるんだろうかという段階にいるのが清純派です。
SODstarで清純派と言うと、僕はデビュー作の初絡みをフェラ無しで済ませた松岡ちなを思い出します。ところがSODはその松岡ちなをしっかりと痴女ができる女優に育て上げた実績があります。松岡ちなは記録が現存する中で恐らく最もFANZAで売れたSODstarではないかと僕は推測しています。
このパートでは今のSODstarを代表する3人の清純派女優、桐谷まつり、加藤ももか、竹田ゆめをSODはどう着地させたかを見ていきましょう。
おふぇすこと桐谷まつりは2016年12月デビュー、この月は僕がライターデビューした月でもあり、彼女がガチガチに緊張していたデビュー作の印象が鮮明に記憶に残っています。デビュー作の緊張に必死に堪えていた彼女は今となってはとても懐かしくすら感じます。このデビュー作で桐谷まつりは逸材揃いの2016年12月を制覇しました。
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勝因は様々考えられますが、結局のところ彼女のお人柄かなと僕は思っています。
薄皮一枚でお人柄が伝わらない子っているんですけど、インタビュー画像とか見ると彼女は常に自分の言葉で喋っている感じがするんで、その明るく屈託のないお人柄がバシバシと伝わってきます。あの「直球アイドル」橋本ありなと桐谷まつりが同じパノガ(桐谷まつり&橋本ありなのアイドルユニット「un panopticon girl」の略称)で並んでアイドルをやっているのは、桐谷まつりって「心がアイドル」だからだよなぁと僕は見ています。
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そう言えば「ぜつりんバスツアー2」で共演した古川いおりも「面白いんですよ、弄りがいがある。」と言ってました。その彼女も3作目あたりからはガチガチが取れ、一年が経過してリリースされた「はじめての乳首イキッ」(五右衛門監督)ではもう完全に第一線のAV女優らしい感じっぷりを見せてくれました。そんな2017年の活躍が認められ、今年のDMMアワードでは見事に最優秀女優賞にノミネートされてもいます。
ここでご紹介するのは「桐谷まつり 中出し凌辱義母レ○プ」(原田カントナ監督)です。
大変ですね~義母ですよ、しかも義理の息子に中出しされちゃうんですよ。ヤバい作品ですよね~。普段の彼女はとても喋りが上手な子なんですが、演技はあまり得意ではないようです。まあそこはご愛嬌というやつ、黒覆面の息子とその友達に襲われ、息子の友達に最初の挿入を許し、二挿しされた瞬間に小声で「イッチャイソウ」って言ってるように聞こえるんですが僕は多分心が腐っているのでしょう(笑)。
でも陵辱ものって、これが陵辱であるという前提に小さな綻びが出来た瞬間にシコリティがマックスになる傾向があるなあと僕は思っています。例えばアタッカーズの陵辱ものは後半に陵辱から始まった関係に溺れる女を描いてヒットを飛ばしていますし、ナチュラルハイの陵辱ものは常に陵辱そのものにバックドアが開いていて陵辱が実は陵辱ではないことを暗示しています。
こうなると彼女のボディは高校生の息子が(もちろん見ている僕らもですが)狂うのに十分過ぎる説得力があり、グっと来る感じっぷりもなかなかのものということで、僕はガッツリ抜きまくりました。というわけで彼女は普通にAV女優としてしっかりと着地し順調にキャリアを積んでいる、そんな印象を持っています。
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加藤ももかはSOD女子社員として2017年3月デビュー、彼女のデビュー初セックスは緊張というよりは恐怖の色すら漂うハラハラものでした。
見るからに経験が少なそう、しかも小柄で繊細な感じのする彼女が、500mlのペットボトルのような森林くんのモノをちゃんと受け入れられるのか、もしかしたら裂けちゃうんじゃないかと心配しながら見ていました。
SOD女子社員時代のピークは2018年2月の「初めての真正中出し」でFANZAで3000を超えるポイントを稼いでいます。この数字は結構すごいです。SODの女優としては十分力を見せることができたなという感じがします。そして2018年6月にはSODstarデビューとキャリアアップしてきました。
僕は彼女のTwitterに1日2回は訪問するのを日課にしておりまして・・・というのは、だって可愛いじゃないですか(笑)。業界屈指の綺麗なお顔です。当然ですが毎度毎度自撮りが可愛いです。そしてつい最近SODstar卒業を発表されました。う~ん、とっても残念です。
その加藤ももかがどう着地したか、ここでご紹介するのは「予約が取れないと噂のあの!新橋の名店が完全監修 もの凄い射精に導く睾丸同時責め回春エステ」(タイガー小堺監督) です。
「睾丸を重点的にマッサージします。」と歯切れの良いセリフ回しで語ってくれる彼女、巻き髪がとっても可愛いですね。新橋の名店が完全監修というだけあって、彼女の手つき、タオルの扱い、オイルを手に取る時の所作はかなり本職に近いです(と夜遊び大魔王だった経験から思います)。
マッサージで一回射精させたチンポを丁寧に玉舐めからフェラという流れはゾクゾクさせられます。これやってほしいなぁ~と思ったらあなたも加藤ももかの虜です。そしてスペシャルマッサージのご提案。紫色の小さなパンツ脱いじゃうんですよ。その小さなパンツ、反則ってやつです。そんなにお尻も小さいのに、アソコも小さそうなのに、なんでそんなデカちん入っちゃうの?という彼女のなかなか堂に入った騎乗位。一晩中でも駅弁していたくなるこのサイズ感、たまりません。この作品見て思いますのは、彼女はバリバリの痴女として完成したなってことです。本作の最終パートとかすごく熱いですよ。くろがねはこんなエステティシャンに出会いたいと願うばかりです。
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竹田ゆめは2017年10月デビュー、この月はマドンナの水戸かな、アイポケの岬ななみ、プレステージの乙都さきの、引退しましたが同じSODの望月あられがデビューした超激戦の月でした。
この一癖も二癖もある強力なライバルの中で清純派の彼女がランカーになったのはほとんど奇跡のようなものでした。
デビュー作のパッケージがこれでもかと綺麗なんですよね、彼女。彼女はその持ち前の美形と写真家の故デイビッド・ハミルトンが大絶賛しそうな美しいスレンダーボディでとってもトクしてます。その後女優としてどうだったかと言いますと零式書店DVDバイヤーのばいにゃ~さんがいみじくもつぶやくように↓
竹田ゆめちゃんは爆発こそないが安定しているなぁ
— 零式DVDばいにゃ~ (@zeroshikidvd) July 4, 2018
「爆発こそはないが安定している」という状態です。これを見て「なんだ大したことないじゃん」と言うのはAV女優の人気の形というものが分かってないというものです。
女優さんの人気で安定なんてことは普通あり得ないんです。特に専属の子は余程のタマでないとデビュー作だけがぼちぼち売れて、その後何の盛り返しもなく右肩下がりに落ちていくだけです。それが落ちることがなかったというのが竹田ゆめの強さということなのでしょう。
1日中ヤリ放題 裏オプOK娘 竹田ゆめ
竹田ゆめは結構自嘲的に言うんですが陵辱作品が多いんですよね。
既に撮影されているのが分かっている15作品中5作品が陵辱ということで、これだけ割合が高いとSODstar中随一の陵辱作品のスペシャリストの感があります。
ここでご紹介するのは「1日中ヤリ放題 裏オプOK娘」(太田みぎわ監督)です。
金銭を対価に添い寝ぐらいまでがサービスだったはずの彼女が、満足度というもの至上とする我が国のサービス業の歪んだ倫理をテコに押しの強い客にどんどん裏オプを開拓されてしまうという泥沼のような作品です。まずはベッドの上で本番ハメ、お風呂でスク水混浴からの本番ハメ、そして最後は延長プレイからの本番ハメです。
彼女が味わう望まないプレイによる屈辱の数々、お風呂で放尿、延長プレイでの拘束極太バイブ挿入、彼女が自嘲的に言うとおり、相変わらずかわいそうな目にあっています。
ここ大事なところですが、彼女って理不尽な屈辱に遭ったときの女の子の顔をちゃんとしてくれるんですよね。先月ご紹介しあした「痴女の誕生」をお書きになったライターの安田理央さんは、彼女のデビューインタビューを担当され、彼女を大層気に入られています。もう竹田ゆめの悪口を言うやつは絶対に許さんという勢いです(笑)。
痴女の時代を高らかに宣言されたご本人が竹田ゆめを好むというところに、女優の魅力、人気というものの作られ方の一筋縄ではいかない複雑さを感じます。とは言え、僕は彼女が近々痴女をやるだろうなと予想しています。彼女が散々屈辱に耐える表情を見せてきたことが、恐らく今後SOD流の得体の知れない魔性の痴女を演じる際に伏線として活きてくるだろう、そんな風に僕は感じています。だって散々犯されてきたんですよ。
竹田ゆめがこのまま犯されっぱなしでいるわけないじゃないですか(笑)。
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