風俗店でスタッフとして働くことに、どんなイメージを持っていますか?正直なところ、「怖い」「怪しい」「騙されるのでは」など、ネガティブな印象が未だに拭えない人も多いのではないかと思います。
しかし、今時その考えははっきり言ってナンセンス。風俗も立派な産業であり、普通の企業と変わらない……否、それ以上の情熱を持って働く人たちもいるのです。
5月18日、高収入の男性向け風俗求人サイト『FENIX JOB』主催による風俗転職フェアイベントが行われました。一般企業の転職フェアは数あれど、風俗業界においては恐らく今回が初めて。いったいどんな企業が、またどんな人たちがこの場に訪れるのか?好奇心を抑えきれず、デラべっぴんR記者である私・もちづきは、フェアに申し込み。潜入取材という形でこっそり足を運んできました。
何にビックリしたって、まず会場の立派さですよ。「フクラシア品川クリスタルスクエア」で行われたのですが、この時点で従来の風俗のイメージを吹き飛ばされますよね。ビジネス街にある、きちんとしたビジネスビルディング。「服装自由」という言葉に甘え、普段着で来てしまったことを心より悔いました。
イベントの受付には青いTシャツを着た爽やかな『FENIX JOB』のスタッフがズラリ。運営側の気合も「ちゃんとしてる」感も見て取れました。そして来場者の方々にも驚き。すっごくちゃんとしてる。スーツの方も多いし、多少ラフなファッションの方も「社会人」オーラが出てる。男性が多いのかと思いきや、女性の割合もかなりのもの。私も襟を正しながら(普段着の)いざ、入場。
まずは出展企業のプレゼンからスタート。今回、参加をしているのは『モアグループ』、『夢見る乙女グループ』、『プレジャーファクトリーグループ』、『かりんとグループ』、『スターグループ』、『サンキューグループ』、『秋コスグループ』、『シャイニンググループ』の8企業。いずれも風俗ユーザーから確固たる人気を勝ち得ている信頼感の高いグループです。
トップバッターの『シャイニンググループ』は、池袋でトップクラスのシェアを誇る風俗+セクキャバブランド。「負ではない真のエンタテインメント企業」としての未来を描くことを、制限時間ぴったりで見事にプレゼン。
「風俗のデパート」を目指す『秋コスグループ』は、2008年の設立から他に類を見ないほど急成長を遂げたグループ。10年後には全国に180店舗、年商265億円を目標に掲げており、その成長イメージに高い将来性を感じられました。
30分3900円という新機軸を作った『サンキューグループ』。「日本で一番ありがとうと言われる店を目指す」「歯車のような社員が欲しいわけではない」と、熱い企業理念を語ってくれました。
また、『スターグループ』はコンセプトに拘ったデリヘル主体のグループ。登壇した東京エリアブロック長が自身の経験とともに、入社1年以内の店長の年収1000万円以上という実績についても公開。
奇抜なアイデアでさまざまなイベント企画を成功させている手コキ店の『かりんとグループ』は、「とにかく人が足りない」と切実にアピール。現在、8拠点16店舗を19人のスタッフで回しているのだとか……。確かに切実!
《次ページに続く》