あけましておめでとうございます! 昨年から始まった当連載、本年もご愛読よろしくお願いいたします。
カウントダウンもあとわずかになったところで、新春からビッグなゲストをお招きしました!
今回は川上奈々美ちゃんがデビューした当時、同じ事務所に所属していた先輩女優である小向美奈子さんが登場! 「小向美奈子の妹分」としてデビュー、その後は一度もメディアでの対談はなかった二人が運命の再会を果たしました。内容は多岐に渡り、小向さんの姉御肌でおおらかな性格が出まくり! 思い出話に包まれ、終始笑いが絶えない対談となりました。
2022年の「デラべっぴんR」はこの二人のビッグ対談で幕開けです!(全3回・前編)
川上パイセンカウントダウン対談4・前編!!
── お二人とも合わせたように黒い洋服でかっこいいです。
川上奈々美(以下、川上) そんな気がして着てきたの(笑)。
小向美奈子(以下、小向) 黒しか着ないもんね。
── メディアの前で会うのは何度目ですか?
川上 一回もないです。
小向 一回もないよね。
川上 私がデビューする前にこむ(小向)さんのお披露目会があって、私もついでにお披露目をしてもらったんです。そこでこむさんが「新人がいるから」って紹介してくれたんです。
── 確かアリスJAPANの忘年会のような会でした。
川上 私も何の会なのかは分からずに連れていかれて、行ってみたら記者会見みたいな感じだった。
小向 あったねえ。なんにも覚えていないなあ。
川上 私はこむさんに呼ばれ、隣に座ったのでメディアから写真に撮られて取材を受けたんです。
小向 私の「妹分」ってね(笑)。
川上 そう「『妹分』の川上奈々美デビュー!」って、身体は対照的だけど(笑)。
小向 やっていたねえ(笑)。
川上 それ以来、二人ではメディアに出ていないんです。
── すごい貴重な対談じゃないですか!
川上 そう。ちなみに私、デビューして10年経ったんですよ。あはは(笑)。
小向 おめでとう!
川上 ロック座でも一緒になったことはなくて。私がこむさんの公演を観に行ったことがあって、それが初めての浅草ロック座だったんです。そこから私もデビューしたんです。最近、会ったのは『MOODYZ』の忘年会かな。
小向 ああ! 全く関係ないのに酔っぱらって乗り込んだんだよなあ。いろんな人を捕まえて「ウェ~イ!」って騒いでいた(笑)。
川上 そこで久しぶりに会ったから、昔を思い出してうるうるしちゃいました(笑)。
小向 そうだったよね。あったねえ。おととしの忘年会だね。
── デビュー前のアリスJAPANの会見で、大物の小向さんの隣に田舎から出てきた素人の川上さんがいるわけですよね。いきなりビッグスターに会ってどう思いましたか?
小向 最初の出会いの方が面白いよね。
川上 あはは(笑)。確かに!
── 初対面はどこだったんですか?
川上 ニューロティカのライブのあと、飲み会の場にこむさんがいたんです。私はその日に確か事務所の契約書を書いたんです。
小向 そこでマネージャーから「うちの事務所の子だから」って言われて、「おう」って思ったの。
川上 そこで「めっちゃキレイな人がいるな」って思ったけど、小向美奈子さんだとは分からなくて。そこでこむさんから「私のこと誰か分かる?」って質問されたから、めっちゃ焦って、真っ白になって、「すいません。存じ上げないです」って言ったんです。
小向 それが楽しすぎたの。
川上 あはは(笑)!
小向 当時のマネージャーが「小向さんのことを知らないからイジっていいよ」って言ってきたの。そこでくそイジって持って帰ろうと思っていたの。
川上 ヤバ~い(笑)。
小向 へんなふうに持ち帰ろうとしたんじゃないよ(笑)。「次の店も飲みに行くぞ」って。そうしたらマネージャーから「本当にやめてください」って言われたの。
── 小向さんが芸能界でテレビに出たり、グラビアに出ていたりしたことも知らなかったんですか?
川上 いつ知ったんだろうなあ。多分、初めて会って「私のこと知ってる?」って聞かれた時にめっちゃ考えて、頭をフル回転したんです。そしたら「あれ? 私テレビで見たことある?」って気づいて、だんだん分かってきたの(笑)。
── ここにいるのは小向美奈子だって。
小向 ははは(笑)。
川上 そう。「あれ? 小向美奈子がここにいる!?」って驚いたんです。
小向 私はどこにでもいるからね。
川上 いや、どこにもいないです(笑)。
小向 基本、渋谷、六本木界隈にはいますので。
川上 会わないですよ(笑)。だから、田舎から出てきて、「芸能人に会えた!」って驚いたの。
小向 私、芸能人?
川上 いろいろあってからのあとだったから、そういう話もしていたんです。