「令和のバブル」をテーマに掲げるプロレス団体「P.P.P. TOKYO」とソフト・オン・デマンド(以下、SOD)がタッグを組んだプロレス公演「The Ecstacy Carnival~恍惚の宴~」が3月22日、東京・新宿FACEで開催された。
同大会は2月に開催記者会見が行われ、昨年9月にプロレスデビューしたちゃんよた選手の参戦やマジックミラー号マスクのデビュー戦などが発表され注目の公演となっていた。
この日は関東地方で電力不足のため「需給ひっ迫警報」が出されており、停電の可能性もあったのだが観客席は超満員。停電の心配もなくオープニングアクトを含む全6試合が行われた。
「The Ecstacy Carnival~恍惚の宴~」
オープニングアクトでは、記者会見で挑発合戦を繰り広げたP.P.PガールズとSODコスプレイヤーズがセクシーな姿でリングに登場し試合を華やかに彩った。
注目のマジックミラー号マスクはSOD女子社員を従えてゴージャスに入場。試合は藤田峰雄選手、トランザムヒロシ選手と3WAYマッチを行った。序盤は3人が組み合わず、奇妙なポーズを繰り広げていたが、試合が動くとプランチャやコルバタなどの飛び技も出て会場を沸かせた。
デビュー戦での勝利が期待されたマジックミラー号マスクは男優のしみけんさん直伝の駅弁ドライバーを出したが、自分の腰と尾てい骨を打ち付ける自爆技となり大きなダメージを負った。そのダメージを負ったためか動きに精彩を欠き、最後は藤田選手のスワントーン・ボムをくらい3カウントを許してしまった。
マジックミラー号誕生25周年を勝利で飾れなかったマジックミラー号マスクだが、次回は駅弁ドライバーを改良し勝利を目指してほしいものだ。
(写真提供:ソフト・オン・デマンド)
そして、ちゃんよた選手が登場する第4試合の前には、プロレス観戦が趣味というVtuberの小越紬(こごえつむぎ)さんがスクリーンに、SODstarの多香良ちゃんがリングに登場。
小越さんは「2022年4月1日より、SODさんに公式スポンサーに入っていただくことになりました。今後、SODさんのPRなどを自分のYoutubeチャンネルやSODさんのチャンネルで行っていきますので、チャンネル登録をよろしくお願いします」とSODと人気Vtuberのコラボが発表され、そのまま小越さんのキュートな声でちゃんよた選手をコールした。
ちゃんよた選手はデビュー戦の相手だった真琴選手とタッグを組み、現在、人気女子プロレス団体「スターダム」に宣戦布告し注目を集めている世羅りさ選手と雪妃真矢選手とタッグで対戦した。
一進一退の攻防が続く中、ちゃんよた選手は必殺技のスクワット式アルゼンチンバックブリーカーや豪快な水車落としを見せ対戦相手を追い詰めていった。しかし、健闘したものの最後は雪妃選手のタイガードライバーでピンフォールを奪われフィニッシュ。
試合後はちゃんよた選手が憧れる夏すみれ選手がエプロンに登場するとちゃんよた選手を挑発し、5月30日の新木場公演で新たな展開が生まれるようだ。
メインイベントは団体を率いる代表の三富兜翔選手も登場し、盛り上がった公演を締めてくれた。
今回も個性豊かな選手が登場し、熱い闘いを繰り広げた「SOD×P.P.P.TOKYOコラボプロレス」。SOD関係のレスラーが素晴らしい闘いを見せたかと思えば、女子社員やコスプレイヤーたちが楽しませてくれて、公演タイトル通り「恍惚の宴」となった。
今後もちゃんよた選手の活躍やマジックミラー号マスクの初勝利などを期待し、第3弾、第4弾とコラボ公演を続けてほしいものだ。
多香良Twitter:@your_takara1
三富兜翔Twitter:@Kabuto_3103
P.P.P.TOKYOTwitter:@PPP__TOKYO
(写真・取材:神楽坂文人)