第三部は「女優が生き残るために必要なこと。セルフプロデュースについて考える」。MCは三代目葵マリーさん。出演者は刀剣乱舞の銀狐に扮した乃木蛍ちゃんと、バニーガールの原美織ちゃん。
まずマリーさんから「AV女優になって良かったことは?」と質問が。美織ちゃんは「ここにいる皆さんに会えたこと♪」とアイドル全開でお答えしつつ「プライベートで出来ないセックスをしてみたかったのが最初」と本音を吐露。その後は乱交や痴漢をされてみたい……という願望が叶ったり、AV以外の活動で大きなイベントに出演できたり。性格も大人しいタイプから人前で元気に喋れるようになるまでになり「AV女優で良かった」ときっぱり。
蛍ちゃんも「人前に出るのが苦手だったのに、人とコミュニケーションが取れるようになった」と性格の変化を挙げていました。このターニングポイントはかさいあみちゃんとの出会いだったそうで「イベントでアドリブを振られまくるので、そこで鍛えられた」とのこと。女優になったことでの不特定多数からの誹謗中傷に悩んだ時も、あみちゃんや阿部乃みくちゃん、佐倉絆ちゃんに「あれは●●●●だから気にすんな!」と励まされたエピソードも明かしていました。
そしてテーマであるセルフプロデュースについて。美織ちゃんの初セルフプロデュースはまさにキャッチフレーズでもある『みんなの妹』。2019年には浅草でストリップデビューも果たし、毎年新しいことに挑戦していくありのままの”妹“をファンである”お兄ちゃん“たちに見守って欲しいと思っているそう。どこまで自分を見せていいのか悩みつつも、曝け出してもみんながついてきてくれたことは大きな自信になっているようです。
蛍ちゃんは現在毎月行っているイベントがセルフプロデュースの場だと語りました。今後はCDROMを作ってみたり、小さいバーを貸し切っての飲み会イベントもやりたいと意欲満点。「自分で何かする」ことに掛けては労力を惜しまず、チェキの落書き用のペンも世界堂に自分で買いに行ったことや今日のコスプレも完全自腹であることを告白。マリーさんも「セルフプロデュースが嫌いな子は、まずこういう場にも出てこないよね」とその意気込みに太鼓判を押していました。
その他にも賞レースについてや、最近のキャスティング方法、イベントの数の多さについて、それぞれが持論を展開する熱いお話が繰り広げられました。根底に流れる業界愛をたっぷりと感じられるトークショーでした。
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