今夜もシコってますか!? 改めまして、アダルトビデオ芸人のリボルバーヘッドです。今回のインタビューでは、2006年に監督デビュー、2014年に発売した「100人×中出し」という作品が、2万本+1万DLの売り上げを記録し大ヒットするなど、企画モノやデビューモノを多数リリースしているカリスマAV監督・タイガー小堺さんにお話を伺いました!
前編ではオタクすぎるお笑いの話をたっぷりして頂き、中編ではAV撮影のこだわりについて伺っております! ぜひ、最後までお付き合い下さい!(全3回・中編)
「僕も一緒に裸になることはとても重要なことだと思います。一蓮托生感といいますか(笑)」
—— タイガー監督と言えば、エロの中にバラエティ要素がある企画モノやデビューモノに定評があると思うのですが、台本を作る際に意識されていることはありますか?
タイガー小堺(以外、タイガー) デビューの話で言ったら、正直台本に何も書いていないですね。監面(監督面接の略。撮影前の監督による女優の面接のこと。)の時に1時間くらい話してみて、返しが面白い方だったら「当日はガンガン突っ込んだ話をして、リアクションを取ってもらったら面白そうだな」と思うのでこのパターンでやってみたり、面白い話を持っていたら当日も全く同じ話をしてもらったりしています。
—— タイガー監督のインタビューシーンの安定した面白さはそうやって作られているのですね!
タイガー 作品内でのインタビューは10分くらいなんですけど、実際は60分くらい喋ってる時もあるんです。普通の子なのでやっぱりそれくらい尺を取って喋って、良いところだけ編集してってやらないと面白くならないですよね。
—— 編集の際に意識されていることは何ですか?
タイガー みなさん面白い話でも、素人なので30秒ベースじゃなくて2分くらいで話しちゃうんです。いくら面白くても2分も使ったら面白くなくなるじゃないですか? なのでこれをいかに詰めるかっていうのはめちゃくちゃ意識して編集しています!
—— 他には、デビュー作はどのようなことを意識して撮っていますか?
タイガー 比較的僕が担当するデビューの子って、メーカーが推しているめちゃくちゃ美人の子じゃなくて、「そこら辺にいる普通の子をどう見せるか?」というところだと思うので、めっちゃいい子に見えるように心掛けて撮っていますね。
—— タイガー監督のデビュー作を見ると「性格が良くて、こんな純粋そうな子がAVに出るんだ」という印象を受けます。
タイガー まさにその「親近感」は大事にしていますね。僕はその人の人となりが見えないAVが好きじゃないんです。もちろんそういうのもあるんですけどね。例えば痴女の人ってめちゃくちゃ痴女のAVしか出ないじゃないですか。でも喋ってみたら意外と乙女だったりしますよね。この辺りを伝えたいなって思ってるんです。
—— だからこそインタビューには時間をかけるのですね。
タイガー 「この人はただお金のために体を売ってる訳じゃないんですよ」みたいなところは伝えたいですね。皆さんそれぞれ事情はあるのかもしれないですけど、それをあまり暗くならないように、明るく楽しくやっているんです! みたいな。もちろんAVに出たら色々なことがあるのかもしれないけど、別にそんなに悪いことじゃないじゃないですか。なのでこの辺りの「この子は普通の子で、こういう子なんですよ」というところはめっちゃ伝えてあげたいんです!