プロの監督が認めたヌケるAV作品はズバリこれ!
AV監督が愛したアダルトビデオの話を聞いてきた…
毎月、何百、何千という数のAVがリリースされ続けている。
新作をチェックするのも楽しいが、何か指針が欲しい。
そんなあなたには、是非この連載『人気監督オススメAV』を読んで欲しい。
『裸の女のコが「私こんなにスケベです!」アピールする異常な空間』
『女の子が1ミリもノってなくてもやりきっちゃう傑作』
(第一回:タイガー小堺監督編<前編><後編>) (第二回:麒麟監督編<前編><後編>) (第三回:沢庵監督<前編><後編>)
第四回は、『テレクラキャノンボール2013』で一気に注目を集めたカンパニー松尾監督率いるHMJMの若頭、梁井一監督のオススメAV!!
梁井「僕の作品って、心の師匠である『カンパニー松尾』『ゴールドマン』『バクシーシ山下』『平野克之』この4人の成分から出来ていると思うんです。
今回は松尾監督の『パラダイスオブトーキョー』(ドグマ)を紹介しようと思ったんですけど、それじゃ芸が無さ過ぎるので…(笑)。」
『D-1クライマックス公開オーディション』(ドグマ)
ーーカンパニー松尾監督が、このオーディションで選んだ女の子を撮った作品が『パラダイスオブトーキョー』ですよね。この『D-1クライマックス公開オーディション』はオーディション部分のみでしたっけ?
梁井「そうですね。女の子達が裸で自己アピールをして、参加監督がどの子を撮るか指名するまでの過程が入ってるんですけど、「私はこんなにスケベです!」って訴えたり、感極まって泣いちゃう子とかもいるんです「これにかけてます、やらせて下さい」みたいなことを言ってね。ちょっと異常な空間ですよ。でもその空気感まで分かるこの作品って記録として良いと思うんですよね。
ーーAVでヌキたいワケでは無くて、人間ドラマが見たいとか?
梁井「……難しいこと聞きますね。そんなに深く考えて選んでない(笑)。まあ単純にコレ面白いっすよ。松尾監督がチラチラ映ってるのを見るだけで「おおおっ!」と思ってしまう(笑)。」
『大浣腸 vol.4』(アリーナエンターテインメント)
梁井「この『大浣腸 vol.4』に収録されてる『素人海水浴大浣腸』っていうのが傑作なんです。60分物で、監督のゴールドマンさんが女の子を路上でナンパして口説いて、次のカットではもうホテル入ってハメ撮りして、セックスが終わった後に浣腸して最後ウンコして終わる。なんかもう嵐のように過ぎ去って行く。この作品に限った話じゃないんですけど、女の子が1ミリもノってなくてもやりきっちゃう凄さがゴールドマン作品にはあるんです。」
ーーなにがそんなに凄いんでしょう?
梁井「勢いとローファイな所が逆に魅力と言うか、若い時の彼って男としてかっこいいし、作家って感じがしますね。」
まだまだオススメ作品と梁井監督の最新作『劇場版 どついたるねん ライブ』についてお聞きした(後編に続く)
(取材・文:菊池由貴)