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【年間100本セクシー女優さんのMCを務めていた芸人・ギチ青柳貴哉さんインタビュー】MCをはじめたキッカケや、トーク力が高かった女優さんの話など!「リボを初めて見た時は、アレキサンドリア・ホンゴーの再来だと思ったよ」【前編】

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「君のその知識は必ずお金に変わる」

── ちなみに、ここまでの数のMCを担当されるようになったキッカケは何だったのですか?

青柳 元々は吉本でやってた頃の一年目に、ロンブーの淳さんのドライバーをやってたのね。でも、腰を悪くしちゃって運転ができなくなってしまったから、付き人みたいなことをやってたんだけど、その時に「こういうマネージャーみたいな仕事、俺って意外と向いてるかもな」って思ったのよ。

── なるほど。

青柳 って思いつつ、下北沢のバーでバイトをしてたんだけど、俺めっちゃAVが好きだったから、カウンターのお客さん相手に、しょっちゅうオススメのAVの話をしてたんよ。

── 青柳さんは、熟女・人妻モノがお好きなんですよね?

青柳 そうそう(笑)。そんな話をしていたら、その時はまだ、俺は気が付いていないんだけど、カウンターに座ってるお客さんでAV出てる子がいたんだよ。しかも、これも知らなかったんだけど、バーが入ってるマンションの上に、とあるAVプロダクションがあったらしくてさ。

── ならその子は、そのプロダクションの子だったのですか?

青柳 そうだね(笑)。で、その子が事務所に戻って「下のバーの店員さんの、AVの知識ヤバいです(笑)‼︎」って言ったみたいで、事務所の人全員で来たんだよ。

── 凄いことになってきましたね(笑)。

青柳 で、まだ何にも知らない俺はいつも通りAVのことを話まくっていたら、プロダクションの社長さんが名刺を渡してきて「AVの事務所をやっている者ですが、あたなの知識は素晴らしいですね」って言われてさ(笑)。

── AV関係者とは知らずに、AV愛を熱弁されていたのですね(笑)。

青柳 だから「素人がすみません!!」ってすぐに謝ったんだけどね(笑)。そしたら社長さんが「君のその知識は必ずお金に変わる」って言ってくれてさ。

── 社長さんはあえて試すように、青柳さんにAVの話をさせていたのですかね。

青柳 それで、「女優を何名か預けるから、ウチでマネージャーやらないか?」って言われてさ。当時、恵比寿マスカッツの初代ができた時だったし、社長さんは「必ずAV女優のアイドル化が進むから、将来テレビで芸人さんと共演することが多くなるよ。そこでAVのマネージャーをやっていたって肩書きがあれば仕事にも繋がるだろうし、楽屋でも話すネタになるんじゃない?」って勧められてさ。

── 先見の明がある社長さんですね!

青柳 淳さんの時に、マネージャー向いてるなって思ったのもあったし、これがキッカケで3年くらいマネージャーをやることになったんよ。

── やってみていかがでしたか?

青柳 可愛い感じの若い女優さんをイメージしていたら、5060歳ばかりの熟女しかいない事務所でさ(笑)。

── ハッハッハ! そりゃ、熟女好きのエピソードが社長さんにハマる訳ですね!

青柳 そんなこんなで3年勤め上げて、肩書きもできたし、プロダクションの横の繋がりもできたし、辞めるってなった時に、普段は芸人をやってるってちょいちょい話をしていたから「なら、今度ウチのイベントでMCやってくれない?」って話をしてくれたのがキッカケで、色んなところでやるようになっていったっていう感じかな!

── 思惑通りの展開ですね! でも何故、お仕事が増えてきた段階で、ギチさん(青柳さんと、樋口 聖典さんからなる、福岡県出身の同級生お笑いコンビ)は、事務所を退社されフリーになられたのですか?

青柳 同期が凄すぎたからね。ニューヨーク、鬼越トマホーク、横澤夏子、デニス、おかずクラブとかを見ていたら、「あんな売れ方は俺らには無理だから、別の表現の仕方を考えないとな」と思って、相方と話し合って事務所を辞めたって感じだね。

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