【最上一花ロフトプラスワンイベントレポート!】
AVデビュー前は当サイトでAVレビューを執筆、その後も連載をしていた最上一花ちゃんですが、今年に入り所属事務所を円満に退所。新たなるスタートを切りました。
その一花ちゃんが登場するイベント「プロダクションを円満退所してフリーランスのAV女優になった最上一花が二村ヒトシに人生相談する、というていで会場の皆さんにも相談に乗ってもらう会~脱ぐことを仕事にした女の幸せと苦悩、そして承認欲求のゆくえ~」が1月26日、新宿歌舞伎町にあるロフトプラスワンで行われ、多くのファンが集まりました!
特筆すべきはAV業界関係者やAV女優が自腹でイベントを見に来ていたこと。ここまで多くの関係者が見に来ていたイベントは過去に記憶がありません。
それだけ一花ちゃんの一挙手一投足に注目が集まっている証拠なのです。
ゲストは一花ちゃんが敬愛するAV監督であり作家の二村ヒトシさんが招かれ、150分にも及ぶ熱いトークショーが展開されました。
開始早々、「二村さんが隣にいるから、前回のトークライブよりも緊張している」と言う一花ちゃん。前半は拡散NG系の話題が多かったので概要レポートとなりますが、事務所を退所した理由を理路整然と答え、会場にいるファンを納得させます。
サブカル話では「自分でサブカル好きって言うのはキモいですね(笑)」と言いつつも、アーティストの大森靖子さんがロフトプラスワンで開催したイベントの話を興奮しながら話す一花ちゃん。
また、二村さんから「最上さんのツイッターで面白かったのは『自力でAV女優をやっていき、搾取されない人生が送れると思ったら、お母さんに搾取される』と書いていたこと」と言われると、母親と自身の関係を赤裸々に語り始めます。
その搾取話から資本主義話までに発展するのですが、これは一花ちゃんと二村さんのインテリジェントコンビがなせる技です。AV女優のトークイベントとなれば、もちろんファンが欲するのはエロトークですが、一花ちゃんファンはこの難解な話題にも耳を傾けます。
その他にもアンチファン話、AVメーカーと同人誌の違い話、ツイッター論など様々な方向に話題は膨れ上がり、もはや完全版の書籍を出してもいいほど濃い内容になっていきます。
前半だけで約1時間30分を費やした激論は後半に入っても、ますます熱を帯びます。そこで後半は通常のイベントレポートと違い、言葉の魔術師である一花ちゃんの名言を再現。
「なんでもない自分を救ってくれたAV業界を裏切りたくない」
「私が人間として生きていられるのはみなさんのおかげ」
「最上一花は死ぬまで最上一花をやろうと思っています」
「フリーになって大失敗をしたら、それを良くも悪くも見本にしてくれればいい。捨て身で生きている」
「推しが多くいる中で私が好きという感じが一番いい」
「追い込まれている時はクソどうでもいい男の人とセックスしたくなる」
「最上一花じゃなかったら、いまごろ男を刺しているかもしれない。ある意味、最上一花を守らないといけない」
「私は必ず助けてくれる人がいて、めちゃくちゃ運がいい」
「自分が大森靖子ちゃんや銀杏BOYZに支えられたから、今度は私がファンを支える番だと思った」
「ファンは私が生きていくために必要な人たち」
などの名言が続出。
これらの言葉からファンの存在があってこその最上一花だということが確認でき、不器用ながらも自分や他人に嘘偽りなく生きている姿が伝わります。
この唯一無二の存在と言葉こそがファンの心を打ち、男女関係なく支持される所以でしょう。
最後は今後もイベント継続を誓い、呼んでほしいゲストをツイッターに書いてほしいと呼びかけました。
これまでのAV女優にはない明晰な言語と強い行動力を伴った一花ちゃんだけに、フリーになり多方面での活躍が期待できます!
新たなるスタートを飾った一花ちゃんをさらに応援しましょう!
■同イベントのアーカイブを購入すると2023年2月9日23時59分までご覧になれます。詳しくはこちらから。
(写真・取材:神楽坂文人)
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