２ おぐゆなの美少女力
とてつもない破壊力で旧DMM.R18配信の10,000お気に入りを獲得したデビュー作、そしておぐゆな酔い必至の２作目で星シュート監督がやりたい放題やってしまったためにユーザーからちょっとしょっぱい扱いを受けているのが３作目の「由菜にご奉仕させてください」（トレンディ山口監督）です。ところがこれもすごく重要な作品です。
待望のコスプレ作品ということで実は見所は多いのですが、僕は彼女のディルド相手の一人芝居自画撮りに目を瞠りました。上手いんですよ。妙に上手い。これでなんとかユーザーの心を掴んでやるんだという渾身の一人芝居でした。
普通照れとか不安とかで演技鈍りますよね。おぐゆなちゃん、何気にハートが強いんです。自分の美少女力に疑いを持ってないのかも知れませんね。
小さい頃から評判の美少女として見知らぬ人のカメラのフラッシュを浴び、可愛い可愛いともてはやされ、50キロも離れた遠くの高校でも噂になるほどの美少女（同時に「お前の欲望はノーサンキューだ！」的な嫌な思いもたくさんしたに違いありませんが）はマインドが違うんです。
ちなみに彼女は３歳くらいの頃の自分の写真をTwitterにアップしていたことがありました。小さくても既に顔はおぐゆなでした。
僕の彼女はおしゃぶりが我慢出来ない学園のアイドル 小倉由菜
そして翌月、小倉由菜の金字塔とも言うべき「僕の彼女はおしゃぶりが我慢できない学園のアイドル」（キョウセイ監督）がリリースされます。このパッケージ画像の破壊力ハンパないですね～。これがまた星シュート監督の好き放題作品に慣れたユーザーさんからはしょっぱい評価を受けているんですが、あえて言おう、文句なしの秀作であると！
キョウセイ監督の主観作品は女優さんの出来に大きく左右されるところがあります。キチキチに緻密なカメラワークで女優さんの目線を貰うようになっているんで、ハマるとVR顔負けの没入感が得られます。一方で一人芝居に照れや迷いがあったりする女優さんには向きません。その上カメラの位置関係や目線、自分がどう見えるか等自分を映像的に俯瞰する能力が求められます。
これって「接地圧が逃げるんなら、合わせりゃいいんだろ！ 逃げる圧力を想定し、摩擦係数は砂の粒状性をマイナス20に設定！」的なエグい演算能力ですよね。
女優さんによってはセックスに集中できなくて熱量２割減くらいの作品になりがちなんですよね。でもおぐゆなちゃんにそんなの関係ありません。後ろに60度ほどエビ反りしてプルプル震えてる男優さんの体を見切って背後からぬっと出てくるカメラに目線を送りつつ、時にはびゅーっと潮を吹いたり、無理な姿勢で腰を振り続ける男優さんからのピストン運動を受けつつ、お目々ウルウルのガンギマリ状態で「もっとしてーーーーーー！」と叫んでカメラの向こうにいる僕らにありったけの熱量を僕らにぶつけることのできる一番エッチなおぐゆなちゃんの頭の中では煮えたぎったエロの渦とは別に、映像的に自分を俯瞰する冷徹な演算能力がガッツリ機能しているのです。
おぐゆなちゃんが「ボクらの彼女」（ちなみに台湾では「国民の妻」の称号を受領しています）だとすると、僕らは言わば「ゆなカレ」ということになるのでしょうね。
いろんな人の彼女だったり妻だったり、VRでは妹だったり（おぐゆなちゃんはVRも上手ですよ。）と忙しい彼女ですが、ゆなカレ気分をたっぷり味わえるのがキョウセイ監督の「僕の彼女はおしゃぶりが我慢できない学園のアイドル」なのです。
次のページ おぐゆなはボクらの彼女
