6月11日からの公演で、長い歴史の中で初の試みにチャレンジしているという浅草ロック座。今回はAVから転身し、踊り子として7年目に突入したゆきなさんに取材を申し込み、公演内容やストリップへの想いなどについてお伺いしました。
誕生日:1995年3月3日
T160cm B84cm W60cm H86cm
デビュー:2017年5月2日 新宿ニューアート
ゆきなTwitter:@yukinamatsu03
本日5/2をもちまして、
6周年を迎えることができました❄️
6年間も劇場に居続けられたのは
わたしを見つけてくれたみなさん、
いつも支えてくれるスタッフさん方、
どんな時も寄り添ってくれる
先輩後輩のおかげです。
7年目もみなさんと一緒に
いろんな気持ちや素敵な瞬間を
共有できたら 嬉しいです💭 pic.twitter.com/nXkPNPlQqb— ゆきな❄️ (@yukinamatsu03) May 2, 2023
今の公演で私がやらせてもらっている『狐の嫁入り』は、お姐さん達のステージを観て強く衝撃を受けたものなんです
── 童顔なのでベテランのイメージがなかったんですが、気付いたらもう7年目ですか?
ゆきな そうなんです。6周年の周年公演が終わって、もう7年目に入っています。
── いまゆきなさんが上がっている浅草の公演は何か特別な試みだとお聞きしたのですが、どのようなコンセプトなのでしょう?
ゆきな 浅草ロック座の2012年以降の演目を対象にして、お客様に「どの演目が好きか」を投票してもらったんです。そこでリクエストの多かった演目を集めて公演を組みました。
たぶんこういうのって今までやった事がないですよね。
── それはストリップの中でも制作部があって、演目の内容が全て記録として残されている浅草ロック座だから出来る手法ですね。
ゆきな そうですね、お陰で大入りも出ていて、一見さんも常連さん達も大勢来てくれています。皆さんのSNSもチェックしていますが、盛り上がってくれているなという印象があります。
── やっぱりストリップのお客さんって、演目単位で思い入れがありますもんね。「この踊り子にはこの演目」的な。私も取材でよく観せていただきますが、オランダの飾り窓モチーフの演目は矢沢ようこが一番良かったなとか、こういう役は赤西涼が上手いなとか色々ありますもの。
ゆきな 浅草は特にそうでしょうねえ。私自身も、自分でやった公演以外に、お勉強で観せていただいたお姐さんの演目の中にも、思い入れの強いものがいくつもありますから。
それこそ今の公演で私がやらせてもらっている『狐の嫁入り』は、お姐さん達のステージを観て強く衝撃を受けたものなんです。南まゆ姐さんや、先日引退された徳永しおり姐さんがやってらっしゃって。当時は凄すぎてただただ感動した記憶があって、いつか浅草でまた再演してくれないかなって思ってたんですよ。完全に見る立場で。自分がやるなんて想像もしてなくて(笑)
4景は2018年のEARTH BEATで
まゆ姐さんとしおり姐さんが
演られていた "狐の嫁入り" を
今回担当させていただいてます。
ここ1年くらい 自分が想像も
してなかったことが起こりすぎて、
ずっと夢かな?と 思ったりして笑
本当に素敵な演目を踊らせてもらえる
ことに感謝して 日々過ごしてます💭 pic.twitter.com/FkhTFKk1y3— ゆきな❄️ (@yukinamatsu03) June 14, 2023
── 言ってることがアイドルとか役者と変わらないですよね。「あの頃憧れてたあの曲を自分が!」とか「あの作品のあの役をまさか私が!」みたいな
ゆきな そうですよねえ、びっくりしました。光栄ですけどプレッシャーとか色々ありますね。
ちょうど5月に徳永しおり姐さんが引退されて、タイミング的にもドンピシャで。私はしおり姐さんをお見送りする公演に一緒に上がっていたんです。姐さんの最後の浅草公演でも一緒でしたし、そもそもデビュー日が1年違いで殆ど同じだったので、周年公演もいつもご一緒していたんです。
(※徳永は2016年5月1日デビュー、ゆきなは2017年5月2日デビュー)
そのしおり姐さんがやっていたあの作品を、いま私がやらせていただけることに、縁や運命を感じます。不思議ですよね。