肛門にしか挿れられなかったので「ニワトリとホモった」のが事実なんです
—— 現在はどのような生活を送っているのですか?
山本 もう居酒屋だけですよ。終わったら家に帰ってゆっくり寝て、休みの日はマリカちゃんとエッチをする! これだけです!
—— マリカちゃんはそちらにいらっしゃる山本さんの第三の奥様ですね。
山本 僕は変わり者なので、現役でやっていたことの全てをマリカちゃんにしているんです。
—— と言うと、ウンコですか…?
山本 もちろんです! マリカちゃんのウンコを食べたり、ウンコをお風呂に溜めて浸かったりもしているんです!
—— ウンコ風呂!?
山本 入浴剤のバスクリンってあるでしょ。ウチはバスクリンじゃなくて、バスクソクリンなんです。
—— マリカさんが隣にいる状態で、私はどうリアクションするのが正解なんでしょうか(笑)。
山本 腰痛、冷え性、肩凝りによく効くんですよ!
—— ウンコに浸かってるんですよね? 絶対効かないと思いますが(笑)。
山本 私は一年前にコロナになったんですけど、正直この時は死ぬなって思いました。でもマリカちゃんのウンコのお陰で蘇ってきました。こういうのを「幸運(コウウン)の神様って言うんですよ!
—— 上手い(笑)。
山本 運が付いていますよね(笑)。AVをやっている頃、僕は「革命児」って呼ばれていたんです。AV界のカストロならぬスカトロですよ。ベレー帽を被った仲の良い友達がいたのですが、そいつの名が名前がチェ・ゲリバラって言うんですよ!
—— これまた上手い。いや何個ウンコで上手いこと言ってくるんですか(笑)!
山本 バンザーイ!!!
—— 山本さんはNHK大河ドラマに出演するなど役者としても活躍されていましたが、まずは伝説となっている「ニワトリと絡んだ」お話から伺ってもいいでしょうか?
山本 私は昭和の時代によくFAプロのヘンリー塚本監督作品に出ていたんです。現場に「嬉しいな」って思う美しい女性もいましたし、「恐ろしいな、悲しいな」って思う女性など色々な方がいらっしゃいました。でもみなさん「女性」だったんです。ところがある日、現場に行ったら女優さんがいないんです。
—— おかしな状況ですね。
山本 「ヘンリーさん!今日は女優さん遅刻してるんですか?」って聞いたら、ヘンリーさんは「いや竜ちゃん。今日の相手はすでにいるんです。」って言うんです。なので「まさか!?俺ヘンリーさんとホモるんですか!?俺にはそんな気は全くありません!」って言ったんです(笑)。
—— だとしたらとんでも展開過ぎますよね(笑)。
山本 ヘンリーさんが「違うんです。静かにしてごらんなさい。」って言いまして。後ろを振り返ったらダンボールの箱があって、そこから微かな声が聞こえてきたんです。
—— それがまさか…。
山本 「竜ちゃん!箱に入っているのはニワトリです!しかもオスです!」って(笑)。
—— せめてメスかと思ったらまさかのオス!
山本 このニワトリを御殿場の富士樹海に行って犯してくれっておっしゃたんですよ(笑)。撮影が始まったんですけど、ヘンリーさんは何度もNGを出すんです。「竜二!このニワトリを人間を殺すかのように犯してほしいんだよ。今のだと、どう見ても鶏を殺してるようにしか見えない!」って言うんです。なので「いや、そりゃニワトリなんだから当たり前じゃないですか!」って言ったんです。
—— 世界観が常軌を逸してますね。
山本 どう言えばいいかを聞くと、何でもいいから台詞を喋れって言うんのです。「もう逃げられないぞ。」とか「お前には顔を見られたら口封じの為に死んでもらう。」とかって。そうして犯したのですが、肛門にしか挿れられなかったので「ニワトリとホモった」のが事実なんです。
—— なんかややこしいですね(笑)。
山本 まったくトサカに来る話ですよ!
—— 鶏だけに!
山本 この話にはニワ目(2話目)がないってね!
—— これまた上手い!
山本 もうこの話はケッコウ(結構)ですか? なかなかエッグかった(エグかった)ですよね? チキンと(キチンと)まとまりました!
—— いや何個、鶏でも上手いことを言うんですか(笑)。もういいですよ!
山本 すいません(笑)。この作品の僕の役柄は、道路上にある駐車場付きのモーテルの支配人なんですね。モテない役なので、覗き穴を作って「あの野郎。たいした男でもないのにあんないい女とエッチしやがって」と、その妬みの気持ちを飼っているニワトリにぶつける変態の役だったんです(笑)。
—— 狂気的な変態ですよね(笑)。
山本 これはヘンリーさんいわく、アルフレッド・ヒッチコック監督の名作『サイコ』のパロディだって言うんです。似ても似つかないですよ(笑)。